みことばカードセットの制作ばなし【2】

こんにちは。

グループ展『TAMA-TEN.online』の会期が、もうすぐ半分に差し掛かります。
オンラインでの展示会、みなさまお楽しみいただけていますでしょうか。

会場で直接お話出来ない事は、作家一同とても残念に思っておりますが、
オンラインでの展示会になった事で生まれた「みことばカードセット」。

思った以上にたくさんの方々にご注文をいただき、感謝でいっぱいです。

ただいま鋭意製作中の台座ですが、陶芸作家の小牧さんより
写真が届きましたので、ご紹介いたします。

こちらは、焼成前の乾燥中の台座たち。
カードセットを収める箇所も出来、窯に入るのを静かに待っています。

小牧さんによると、乾燥する際に生じる歪みの度合いを見越して
制作しなけらばならないとの事。

みことばカードを収める箇所に歪みが出ないよう、
細心の注意を払って、丁寧に制作してくださっています。

また前回の制作ブログでもご紹介した、台の上で土を何度も転がしていく事で、
自然に入るクラック。
みことばカードを収めた時に、そのクラックの風合いが一番しっくりくるバランスを
ひとつひとつイメージしながら、制作しているそうです。

使い手に渡ったところまで想像して、制作してくださっているんですね。

焼成の方法についても伺いました。
この台座たちは、『還元焼成』という焼き方で行っており、
窯の中の酸素を制限する事で、渋い雰囲気に焼き上がる方法だそうです。

先日、サンプル品を拝見させていただきましたが、
自然光の中で見た時の赤胴色は美しく、
手で持ったときの重量感と、コロンとしたさわり心地は、
なんだか落ち着いた気持ちにさせてくれました。

まもなく焼成に入ります。
ご注文くださった方には、お時間いただいておりますが、
この記事をお読みいただき、一緒にワクワクしてくだされば、幸いです。

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